【放談たまには】

チームのニュース、湯郷のところに書いていたものをこちらへ持ってきました。

「今、28日の22時過ぎです。私事ですが、今週は少し動揺していて調子が上がらず、ブログの更新作業がいつもの水曜日にできませんでした。それが自分にとってはダメージでもありました。それが明けて7月28日木曜日の朝にたたき起こされるようなニュースが。これは調子が悪いとか言っている場合ではないと思って、ためていた仕事をすませてから作業を始めました。この記事を投稿するであろう来週の水曜日には、おそらくもう少し状況が進んでいるでしょう。毎日新聞の記事によると、退団の意向を伝えている4選手はすでに20日から練習には出ていなかったんですね。それでも24日の仙台戦ではチームは若手を中心に気丈に戦っていました。個人的には宮間あや選手や福元美穂選手が湯郷から離れるとは考えがたいですが、状況がどう転ぼうとも、湯郷という日本の女子サッカーにとっても稀有で貴重な経緯をたどってきたチームの歴史を、これからも大事に積み重ねていってほしいと思っています。」

あれから1週間以上が経ちました。今、8月5日にこの記事の作成をしています。湯郷は、続く長野戦でも、0-3から2-3にまで迫る戦いをしています。チームはすでに生まれ変わろうとしているように思えます。では宮間選手らはどうなるのか。サポーターの間では復帰を望む声も多いですね。宮間選手らが戻ったとしたら、今までよりもいっそう「宮間ありき」のチームになるのかもしれない。でもそれが今の湯郷のチームにとって本当にいいことなのかどうか? 宮間選手はその体制で、自分が本当に好きだと思えるサッカーができるのか? 宮間選手にとって、「一緒にプレーしたいと思う仲間と戦いたい」という気持ちが大切なのは、自分なりに理解しているつもりです。でも、端から見ていて、そうした「仲間」だと見えた多くの選手はすでに湯郷を去った。その本当の理由がどこにあったのか、知ることはできません。GMをはじめとしたフロントの退陣で解決することなのかも分からない。どうなるのがいちばん選手にとってもチームにとってもいい道になるのか。

そして、その問題は、私自身の女子サッカーへのモチベーションにも直結する出来事であることが、この10日ほどで分かりました。今回退団の意向を示している4人のうち、宮間選手は私に女子サッカーを観る目を開いてくれた人でした。W杯での優勝後にとっとと湯郷へ帰ってしまった宮間選手と福元選手。湯郷という地域、そしてチームとの深い結びつきを感じ、それこそが私が女子サッカーを貴いと思った大きな理由のひとつでもありました。今その根幹を考え直す必要に迫られています。自分の中で、まだそれに代わるだけの女子サッカーへの肯定的な視点を見つけることはできていません。

nadeshiko mini news

女子サッカーがいつも見えるところに。

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