世界の女子サッカー。北朝鮮、台湾、モンゴル。
1つめは北朝鮮。大阪にある朝鮮高級学校(日本でいう高校)の2年生、李誠雅さんがU-17朝鮮女子代表選手に選出され、9月30日~10月21日にかけてヨルダンで行われるFIFA U-17女子W杯に参加することになったそうです。李さんはなでしこリーグ2部のセレッソ大阪堺レディース所属。こんな経歴の方もなでしこリーグで活躍していたんですね。在日朝鮮の人が女子サッカー選手として朝鮮代表選手に選出されたのは史上初なんだそうです。記事にある3人のうちあと2人は男子です。李さんに関するコラム的な記事、もう1本。記事にある中大阪朝鮮初級学校の「中大阪」は「なかおおさか」と読み、初級学校は小学校や幼稚園に当たる学校のこと、大阪には他にも6校の初級学校があります。李さんは中級部(中学校)時代は、「全国中学校サッカー大会」に5回の出場実績を誇る東大阪中級で(少し調べましたが、残念ながら李さんが在学中は出場していないよう?)、男子を押しのけて10番を背負ったほどの逸材とのこと。2012年に日本で開催されたU-20女子W杯に参加するため来日した朝鮮女子代表選手らと会って、練習にも参加(このときの北朝鮮代表の来日は、入国規制があった上での特別措置での入国で、かなり緊張感の高いものになっていましたが)、朝鮮代表になりたいという気持ちを一層強くしたそうです。在日本朝鮮人サッカー協会というのもあるんですね。
【記事】朝高生3人がサッカー朝鮮代表に(朝鮮新報・会員限定記事)2016/08/05
http://chosonsinbo.com/jp/2016/08/20160805ton-2/
【記事】サッカー朝鮮女子代表(朝鮮新報)2016/08/10
http://chosonsinbo.com/jp/2016/08/il-967/
2つめは台湾です。こちらも日本での話題。台湾花蓮県立富里国民中学の女子サッカー部の12人が来日し、清水市の女子サッカーチームとフットサルで交流したそうです。主催したのはNPO法人清水サッカー協会。小学生対象の「少年少女草サッカー大会」などで台湾と交流しているんだそうですが、女子中学生のチームの交流会は初めてとのこと。
【記事】若き“なでしこ”台湾と対戦 中学生がフットサル交流 静岡(静岡新聞)2016/08/10
http://www.at-s.com/news/article/local/central/268863.html
3つめはモンゴル。これも日本での活動です。モンゴルのU-14とU-16のチームが来日、松島フットボールセンターで強化合宿を行ったそうです。U-14の監督は元東北学院高サッカー部監督の壱岐洋治さん。壱岐さんは日本サッカー協会のアジア貢献事業の一環で派遣されたとのことです。
【記事】U-14モンゴル女子代表チーム、日本キャンプスタート(JFA)2016/08/17
http://www.jfa.jp/news/00010717/
【記事】モンゴルサッカー女子 松島で日本流吸収(河北新報)2016/08/19
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160819_14037.html
【記事】U-14モンゴル女子代表、松島フットボールセンターでのトレーニングキャンプを終え帰国(JFA)2016/08/30
http://www.jfa.jp/news/00010830/
現在のアジア貢献事業で派遣されている方々のリスト、けっこういつの間にかちゃんとした形でページになってます!! 壱岐さんはずいぶん以前からいろいろな国に派遣されていますね。
【記事】海外指導者派遣実績 2016年9月 現在(JFA)2016/09/
http://www.jfa.jp/social_action_programme/international_exchange/dispatch_member/
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