試合中にボールに座る是非。

現地で該当する試合を観ていないので、あくまで外野からの視点です。

6月3日に行われたノジマステラ神奈川相模原対日テレ・ベレーザの試合。会場はノジマステラのホーム、ギオンスタジアムでした。

試合中に、日テレのGK山下杏也加選手が、自然な流れとしてはゴールキックをする場面で、ボールの上に座って、時間を稼ぎ、ノジマステラの選手を挑発したというような様子がツイッターで流れてきました。

これに関してはあちこちで是非が問われているようですね。

日テレの籾木結花選手は、自身のツイッターで、おそらくこの行為を指して、「今日の試合では不適切なプレーがありました。ベレーザの選手一人一人がアスリートとしての自覚と責任を持ち、また応援して頂けるようなチームを目指して行きたいと思います。」と呟いています。

山下選手自身が何か発信できるとよかったのでしょうが、代わりに籾木選手がはっきりと「不適切」と指摘したことで、事態がやや、ややこしくなった模様。

サッカーには、トリッキーなプレーと同じように、ユーモアのあるプレーも存在すると個人的には思います。ただやはり同じチームの選手が不適切と感じるのであれば、それはその試合状況からすると不適切だったのでしょう。

女子サッカーは「クリーンであること」に価値があると考える方々には、特にこのプレーはいただけないという判断になっているようです。ボールの上に座る行為自体を否定する向きの意見も見かけました。

私は、女子サッカーが気持ちのいいプレーというものを長所にしていることも感じていますが、それは選手たちが自発的に行うもので、観客が「クリーンであれ」と求めるものではないかなと思っています。それは過度な期待のしすぎかと。まるで、女性なら常に清楚でなければというような、時代錯誤的な思い込みに近いかと。例えば清楚であることを自分の良しとする選手はそれでいいのですが、もっと自由にプレーをしようとする選手もいるでしょう。それはそれで、もし一部の人間から誤解を招いたとしてもその選手らしさなのかもしれず、そういう選手層の幅は、今後の女子サッカーで、広くなっていっていい気がします。

まぁ、外野の独り言でした。

nadeshiko mini news

女子サッカーがいつも見えるところに。

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