澤穂希選手、納得の引退。

思いがけない知らせでした。でも澤さんが決めたことだから、日本の女子サッカー界にとってもこのタイミングできっと間違いないんだと思います。

【記事】サッカー女子 澤が現役引退を発表(NHK)2015/12/16

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151216/k10010342751000.html

【記事】試練乗り越えた澤=「なでしこ」けん引-サッカー澤引退(時々ドットコム)2015/12/16
【記事】サッカー澤引退・談話(時々ドットコム)2015/12/16
【記事】先輩方の引退(中村憲剛オフィシャルブログ)2015/12/16
【記事】なでしこ澤穂希が現役引退、2011年女子バロンドール(AFPBB News)2015/12/17

【記事】澤なんて大したことない。(Yukibou's Hideout on Hatena)2015/12/17

http://potatostudio.hatenablog.com/entry/2015/12/17/073000

【記事】競技人口、観客増を実現 澤は女子サッカー低迷期から支えた功労者(スポニチ)2015/12/17

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/12/17/kiji/K20151217011701050.html

【記事】女子サッカー・澤穂希が引退会見【全文1】(THE PAGE・全3ページ)2015/12/17
【記事】女子サッカー・澤穂希が引退会見【全文2】(THE PAGE・全6ページ)2015/12/18
【記事】女子サッカー・澤穂希が引退会見【全文3】(THE PAGE・全6ページ)2015/12/18

期せずして、アメリカのアビー・ワンバック選手も引退。ツイッターで世界の様々な選手やメディアがレジェンドお二人に労いの言葉をかけているのを見て、お二人の偉業に改めて感謝と感服の気持ちがわきました。ワンバック選手は、自分のことを忘れてほしいと、ご自分のSNSすべてを削除なさったそうです。
【記事】ワンバック、現役に幕…米で引退試合(毎日新聞)2015/12/17

そして、余計なお世話ですけれど、澤選手の引退によって唯一、心配だったのが、なでしこの次の時代を託されることになるであろう宮間あや選手のことでした。
上に引いた記事の産経ニュースの最後の記事で、澤選手が宮間選手に、自分の引退のことを口頭で伝えたこと、それに対する宮間選手の反応に触れられています。
また、NHKが宮間選手のコメントを記事に載せてくれていました。
【記事】澤が引退会見「心と体一致して戦うのが困難に」(NHK)2015/12/17
会見後、私でさえ放心してしまったことを思うと、いつかと覚悟はしていらしたと思いますが、引退の告白を聞いた宮間選手の正直な気持ちが伝わってきます。大事な言葉なのでとっておきます。
「自分自身の気持ちをことばにすることはかつて無いほど困難なことに感じられます。ただ私自身の心の中にはっきりとある感情は、澤選手への敬意と感謝です。澤選手のいないサッカー界は二度と同じ世界にはなりません。しかし、澤選手と一緒にプレーする時間に恵まれた私たちは、澤選手が与えてくれたすべてをつないでいく役割が残されています。新しい歴史を作ることで、澤選手が作った歴史をより一層美しいものにしていきたいと思います」

女子サッカーを応援する者にとって、澤選手の、なでしこの素地となったともいえるプレーをもう観ることができない女子サッカー界を想像することは、少し怖くもあります。でもこの宮間選手の言葉のように、新しい歴史をつくることへ気持ちを向けていくことがいちばんなのでしょう。澤選手も、結果が大事なのだと仰られていた。来年のリオ五輪予選まで、時間はそう長くは残されていません。
澤選手に残る試合は、19日に再開される皇后杯に限られました。この状況を踏まえてINACがチームとしてどのくらい奮起してくるかも見所となるはずです。
私は現地での観戦は難しそうですが、試合の行方と結果を楽しみにしています。

澤選手のおそらく最大の理解者、夫で、現ベガルタ仙台の運営・広報部長の辻上裕章さんについての記事も、仙台の地元紙からひとつだけ。
【記事】<澤穂希引退>辻上氏、仙台で共同生活夢見る(河北新報)2015/12/18

なお、来年1月23日に行われるINAC神戸レオネッサのファン感謝祭で、引退セレモニーが催されるそうです。

最後に、幾つか澤選手に関するまとめ記事を。女子サッカー界ではお馴染みのライターさん、早草紀子さんと江橋よしのりさんの記事、そしてもう少し遠くから澤選手の引退を眺めた毎日新聞のコラム。今朝の朝日新聞の天声人語も、澤選手の引退を扱ったよい記事でした。残念ながらネットでは冒頭しか読めないので、紹介は諦めます。
【記事】澤穂希の才能と人間性はいかにして作られたのか? 原点と言うべき府ロクから「なでしこジャパン」までを辿る(SOCCER DIGEST Web・全5ページ)2015/12/18
【記事】引退を決意した澤穂希の光と影。彼女だからこそ背負った苦しみと味わえた喜びとは?(SOCCER DIGEST Web・全2ページ)2015/12/18
【記事】澤穂希が築いてくれたもの…女子サッカーのシンボルが残した次世代への功績(サッカーキング)2015/12/18
【記事】澤穂希が未来を切り拓いた伝説の一戦「なでしこジャパン エピソードゼロ」(スポーツナビ・全2ページ)2015/12/18

【記事】澤穂希が神頼みをした1試合。なでしこジャパン“以前”の分岐点(フットボールチャンネル・全5ページ)2015/12/19

http://www.footballchannel.jp/2015/12/19/post127693/

【記事】余録「奇跡といっても自然に起きるわけではない。奇跡…(毎日新聞)2015/12/18

澤さん、日本の女子サッカー界をここまで牽引してくださって、ありがとうございます。きっと澤さんがいなかったら、私と女子サッカーの接点はもっとずっと遠いものになっていたでしょう。大黒柱の澤さんの、過去の逸話を聞くたび、自分が女子サッカーにはまったことが間違いではなかったと思ってきました。これからもどうぞ、女子サッカー界を豊かにしていってください。佐々木則夫監督の受け売りですが、澤さんの第2の人生が幸多いものでありますように。

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