スポーツ振興くじ。
一般に「toto」と呼ばれているサッカーの試合を対象にしたくじ。普段、宝くじとか全然買わないし、男子の試合が対象だしなぁと思って、あまり興味がなかったんですが。
【記事】想いをつなぐ、今と未来のなでしこ達 #女子サッカーを文化に(totoスポーツ応援サイトGROWING)
http://www.toto-growing.com/interview18
この記事を読んで、考えを新たに。女子サッカーにもずいぶん助成金が充てられているんですね。この記事は、女子サッカーが外部の社会と繋がっている様子の一端を知ることができる、とてもいい内容です。toto関連だからといってスルーしないで、たくさんの方に読んでほしい! 宮間あや選手が貴重な言葉がたくさん聞けます! JFAアカデミー福島の初期の頃のエピソード(1期生の菅澤優衣香選手、山根恵里奈選手のインタビューありです)なんかも面白かった! JFAアカデミー堺の子たちと宮間選手が出てくる2本の動画も、めちゃくちゃ素敵!(なんか。私は単なる一般市民だけど、女子サッカーが追いかけるに値する素敵なものだ・・・っていうのか、女子サッカーに通底しているこの雰囲気が本当に好きだと思えました) そして、宮間あや選手の「たとえば、たったひとつでも気を抜いたプレーをしたり、追いつけるかもしれないボールを追うのをあきらめたりしただけで、チームの敗戦につながり、ひいては女子サッカー界の衰退につながるのではないかという危機感です。そのように、たったひとつの行動ですべてを失うかもしれない、という切迫感は、今も私の中にあります。」という言葉は、下手に気を抜いたら一気に生きる力を失って死ぬという感覚で毎日を送っている私に、とても響きました。
それで肝心のtotoですが。少し調べましたが、とても私の頭では要約できないので(涙)、wikiに頼ります。そうそう、賭博は日本では違法なので、導入のとき、けっこう反対意見も出て、話題になったのを覚えています。
【wiki】スポーツ振興くじ
この記事の中で、totoとサッカーとの関係について、「totoの運営・発行を行っているのは文部科学省の外郭団体である独立行政法人日本スポーツ振興センターであり、Jリーグを主催しているのは社団法人日本プロサッカーリーグである。日本スポーツ振興センターはJリーグから試合結果を賭けの対象として提供を受けているのみであり、Jリーグ側にくじの運営や助成金の分配等に対する発言権などは一切ない。逆に日本スポーツ振興センターがJリーグの運営や試合日程などに対して発言する権利もない。」と書いてあります。文部科学省の中にも、2010年あたりまでで更新が止まっているようですが、専用のページが設けられています(*)。
また、まだ大臣からの指定は受けていませんが、法が改正されたことにより、対象可能な試合として、なでしこリーグも入ってきているようです。どうかなぁ。選手のほとんどがプロじゃない状態で、試合結果が賭けの対象になるというのは、ややチームや選手への負担が大きい気がします。まぁ、ただ、今回初めてBIG(totoのくじの一種)を買ってみましたが、男子は本当に分からないので、くじによって試合予想を楽しんで夢を見るというより、完全なる寄付の感覚になっちゃうかなとは思います。女子サッカーの一つ一つの試合そのものへの興味を高めるという意味で、将来的な導入はありかもしれません。予想のための情報として、リーグが試験的に?出してきている各試合のプレビューやレポートにあるような、チームや個々の選手への客観的な言及も、どこかから安定して出てくるかも。んー、弊害があるとすれば、すぐに思いつくところでは、対戦チームの選手らとの和気藹々とした交流が、今よりはおおっぴらに見られなくなる可能性はありますね。「試合が終われば仲間」という雰囲気が女子サッカーのいいところでもあるので、ここはなくならないでほしいしな。
関係各位には、女子サッカーの魅力をそこなわない、賢明な判断をしてほしいです。
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